データマイニングで出来ること
データマイニングとは、ビッグデータを分析する手法のひとつですが、そもそもビッグデータがどんなデータのことで何の役に立つのかご存知でない人も多いと思います。
ビッグデータとは、大量のデータだと言う人もいます。
この認識は間違いではありませんが、もう少し正確に表現するなら、様々なジャンルのデータ群のことで、これらのビッグデータは分類されていません。
このビッグデータを有効に使うため、データマイニングを行いデータを分析して有益な情報をビッグデータから発掘します。
例えば、ビッグデータには顧客が注目する商品に関する情報が保管されていて、その商品が何なのか、商品を販売する人がデータを有効に使えるようにすることができます。
そんなデータマイニングが一体どんな方法でデータを分析しているのか、データマイニングで出来ることをご紹介したいと思います。
データマイニングはどの様な方法で解析されている？
データマイニングが出来ることを調べるためにも、データマイニングがどのような方法でデータの分析を行っているのか知る必要があります。
データマイニングでは、データの分析の方法として、データの関連性、データの分類、データの予想といった手法を使ってビッグデータを分析します。
データの関連性
データの関連性とは、例えば消費者が購入する商品で、何と何の商品を同時に購入したか？
という関連性を分析する手法です。
小売店やコンビニエンスストアで、お酒を買った人がツマミを一緒に購入するということがわかっていれば、お酒の陳列棚のすぐ側に、ツマミを一緒に並べておけば、販売効率が高くなります。
データの分類
データの分類では、異なったデータの中から似たデータを集めて分類することです。例えば、お酒と言っても様々なメーカーが様々な種類のお酒を販売しています、お酒を分類すると、ビール、発泡酒、日本酒、ワインなどの種類に分類することができ、さらに同じ種類のお酒でも度数などで細かく分類していくことができます。
データの予想
データの予想とは、過去にあったデータから、未来の結果を予測することです。
例えば、週末の金曜日にお酒を購入する人が１００人いたとします。そのデータを元に次の金曜日にどれだけのお酒を仕入れておけばいいのか、過去のデータを参考に仕入数を予想することができます。
データマイニングツールで出来ること
データマイニングツールでは、データマイニングの手法を用いて、ビッグデータの分析を行うことができます。
このマイニングツールは、ツールの種類や分析するデータの種類によって、どのツールを使ってデータを分析するか選ぶ必要があります。
テキストマイニング
大量のテキストデータから有益な情報を発見する。
イメージマイニング
大量の画像データから有益な情報を発見する。
パターンマイニング
大量のデータの中から高頻度で出現する情報を発見する。
ツールによってテキストマイニングには対応しているが、イメージマイニングには対応していないということもあります。
マイニングツールを選ぶ時には、そのツールを使って分析できるデータが何なのかを知った上で、使うマイニングツールを決めるようにしてください。